世界のMOTOWN 〜ヨーロッパ編〜

Nina Zilli ‎– Sempre Lontano (2010 Unversal)
Nina Zilli ‎– Sempre Lontano (2010 Unversal)

「あしたのパスタはアルデンテ」(2010 伊) という映画を観た。

前知識なしだったのでてっきりイタリアの料理人の映画と思っていたら大間違いだった。

原題の「Mine Vaganti」とは、〜何をしでかすかわからない危険人物〜の意味で、

概ねそういう男たちが主人公のコメディだった。

舞台がイタリアのパスタ工場だったので、そういう邦題がつけられたのだと思うが、

2011年のイタリア映画祭での特別上映では「アルデンテな男たち」というタイトルだったそうだ。

内容からすれば、そちらの方が気がきいているのに・・・。

男好きな方?におすすめします。

映画もけっこう楽しめたが、僕は途中のパーティーのシーンで流れた曲がやたら耳に残ってしまった。

どこかで聞いたことがあるような気がして昔の曲かなと調べてみると、

Nina Zilliという姉ちゃんが歌っているのだった。

2010年デビューアルバム「Sempre Lontano」の1曲目「50 mila」(発音は、チンクワンタ・ミ〜ラ)という曲だった。

さすが映画に使われただけによくできた曲。

アルバムは60年代ポップス風あり、カンツォーネあり、レゲエあり、

そしてモータウン・サウンドがところどころに散りばめてあります。

6曲目「L'Amore Verrà」(発音は、ラモーレ・ヴェッラ) は、

シュープリームス「恋はあせらず」のイタリア語カバーです。

歌えまっせ! この姉ちゃん。Mi Piace ! (発音は、イイネッ!) 

Ben L'Oncle Soul ‎– Ben L'Oncle Soul (2010 Motown France)
Ben L'Oncle Soul ‎– Ben L'Oncle Soul (2010 Motown France)

世界のモータウンということで、次はフランス。

もうご存知の方も多いと思いますが、

2010年に "Motown France" から発売された (そんなんあったんや) 

Ben L'oncle Soul (発音は、ベン・ロンクル・ソウル・・・いつも覚えられない)

のデビューアルバム「Ben L'oncle Soul」が気に入ってます。

Eddie Hollandの「Jamie」を意識したジャケットの割にはそんなにモータウン・サウンドっぽくありません。

ネオ・ソウルに60年代テイストをミックスさせた感じ。でも歌えまっせ!この兄ちゃん。

2011年のLIVEのDVDでは、ガッタ!・ガッタ!・ガッタ!とシャウトしたり、なかなか男臭いSoul Manぶりが見れます。

フランスのトータス松本だと思いました。

是非生で見てみたいです。J'aime! (発音は、イイネッ!)

Compilation - Motown Around The World (2010 Hip-O Select)
Compilation - Motown Around The World (2010 Hip-O Select)

最後に本家モータウン・コンピレーション「Motown Around The World」(2010 Hip-O Select) 。

オリジナル・アーティストがイタリア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語バージョンで歌うヒットソング集。

先ほどの Nina Zilliがカバーした「恋はあせらず」のシュープリームス・イタリア語バージョンも聞けます。

60年代モータウンのあの曲、この曲があちこちで歌われていたのですね。

さすが世界のモータウン。

 

ちなみに「モータウン」を中国では「底特律黒人唱片公司」だとか・・・好! (発音は、イイネッ!)